トピックス

今月号の巻頭言

会報 ひばり 2025年3月号 より

観察から保護へ

この冬のシーズンは、とりわけツグミの個体を見ることがほとんどなく、何かが起きています。その原因は何でしょうか。

近年、動植物を含めた自然保護は、生物多様性、ネーチャーポジティブ、30by30、TFND(自然関連財務情報開示タスクフォース)などのことで、自然の資源を活用している企業が守るといった方向付けがされています。

その中の一つ環境省が進めている自然共生サイトについては2023年から認定が始まり、全国で253個所認定され、茨城県内でも身近なところで活動が始まっています。

認定されたのは、所さんの目がテン!科学の里(茨城県)、つくば生きもの緑地㏌国立環境研究所(つくば市)、つくばこどもの森保育園(つくば市)、戸田建設筑波技術研究所(つくば市)、横浜ゴム(株)茨城工場(小美玉市)、応用地質株式会社つくばオフィス内緑地(つくば市)、日立グループ水戸事業所(ひたちなか市)、前田建設工業株式会社ICI総合センター(取手市)、アサザ基金×三井物産牛久の水源地の里山(牛久市)、つくば万博の森(つくば市)、桜川共創の里(桜川市)などで様々な取り組みが始まっており、当会の会員も活動の一役を担っていることと思います。

このような中、野鳥の会の認定地はありませんが、探鳥会などで培った観察力で協力、参加で協力していただきたいと、その先には野鳥の会での認定地もつくり、野鳥の保護に結び付けていきたいものです。

日本野鳥の会茨城県
会長 矢吹 勉

関連記事

ページ上部へ戻る