洞峰公園
都市公園なので遊歩道は整備され平坦で歩きやすい
ゆるい起伏を繰り返す筑波・稲敷(いなしき)台地は、広大なアカマツ林に覆われ、大小の沼や湿地が点在し、人の住む里山からは少し奥まったところでした。1960年代以降、筑波研究学園都市として開発が進み、一番大きかった洞峰沼はその形を変え面積も小さくなりましたが、洞峰公園の中心として今も、訪れる人を楽しませてくれます。沼の西側に建つ「筑波新都市記念館」には、この地の歴史と公園設計に当たった当時の人々の思いが伝わる資料が展示されています。
1982年の第一回探鳥会以来、当会の定例探鳥会が開かれるようになり、都市公園ながらも洞峰公園ではこれまでに112種の野鳥が観察されています。定例探鳥会は現在は休止していますが、ご家族やお散歩がてらの個人での探鳥などに訪れてはいかがでしょう。
更新日:2024/08/06
観察適期
観察適期を色分けで表示しています。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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観察適期
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アクセス・マップ
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アクセス
交通手段は、自家用車、またはバス。【バス:TXつくば駅から】
●関東鉄道バス(ひたち野うしく駅行)、つくばセンター乗車、二の宮中央下車(99m、徒歩約1分)(20分間隔)
●JRバス関東(ひたち野うしく駅行)、つくばセンター乗車、二の宮中央下車(99m、徒歩約1分)(20分間隔)
●関東鉄道バス(学園南循環)、クレオ前乗車、二の宮下車(110m、徒歩約2分)(60分間隔)
【バス:JR荒川沖駅から】
●関東鉄道バス(つくばセンター行)、荒川沖駅西口乗車、産総研つくば東事業所下車(850m、徒歩約11分)(30分間隔)
観察できる野鳥
山野の小鳥
水辺の小鳥
ワシ・タカ類
淡水カモ類
春の渡りの時期:キビタキ、ビンズイ、アカゲラなど
秋の渡りの時期:サシバ、エゾビタキなど
冬:カモ類、ツグミ類、ジョウビタキ、ルリビタキ、アオジ、クロジ
探鳥コース
*地理院タイルをもとに日本野鳥の会茨城県 加工・作成
●洞峰公園の探鳥コース
╍ ╍ ╍ 赤点線
公園内のおすすめコースです。洞峰沼に近い遊歩道と公園の外周路を組み合わせています。太陽の位置で時計回りか反時計回りかを決めると良いでしょう。
╍ ╍ ╍ ピンク色点線
歩行者専用道路(ペデストリアンデッキ、通称:ペデ)、自転車もたくさん走っています。南に向かうと赤塚公園まで約1kmで、渡りの季節は面白い小径です。北に向かうと約3kmほどでTXつくば駅にたどり着けます。途中、大小の公園があります。
洞峰公園は、洞峰沼とその周囲の遊歩道やレクリエーション施設を含む広範囲をさします。沼には冬季、カモ類などが渡来します。総数は少ないながら、種数が多いのが特徴です。近年、複数のトモエガモも見られます。コハクチョウがやってきた時期もありました(近くの乙戸沼と行き来していました)。
沼の東側にあるヨシ原のそばで耳を澄ませていると、シジュウカラ、エナガ、メジロなどが盛んに茎をつつく弾けた音が聞こえてきます。ヨシ原の奥のほう、湿った地面にはウグイスやアオジが動いているのが見えます。
夏は公園の外周遊歩道がオススメ。周回中のコゲラ、ヤマガラなどに出会えたり、近接の研究所構内に来たらしいサシバなどの声が聞こえます。なんといっても、木陰で歩きやすいです。
秋、タカの渡りの季節。上空を見ていると、かなり高空をサシバが渡っていくのが見えます。
洞峰公園の北に位置する筑波大学から南にある赤塚公園までは、長さ4.8kmの歩行者専用道路(ペデストリアンデッキ、通称:ペデ)があり、南北方向に細長い緑地帯が続いています。この緑地帯と並行に、東大通りや西大通りの街路樹が並び、実際はさらに長い緑地帯を形成しています。
春秋などに渡り鳥が通過していくのがよく見られますが、採餌や休息、飛ぶルートなどにこの緑地帯を利用していると思われます。過去にはアリスイが観察されたことがあり、春秋の移動の時期でした。
注意事項
スニーカー
トイレあり
駐車場あり
食事処あり
- 駐車場は「洞峰公園北駐車場」、「洞峰公園南駐車場」の2カ所あります(いずれも有料)
- 公園内の遊歩道は、ランニングや犬のお散歩の人なども利用します。周囲に気を配って譲り合ってください。
- ところどころにあずまややベンチがあります。
探鳥地の写真
筑波新都市記念館とイチョウ並木
2024年7月撮影
設計意義が書かれた礎石のある入り口
2024年7月撮影
洞峰沼を囲む林
2024年7月撮影
沼の東の小径から、洞峰沼と新都市記念館を望む
2024年5月撮影
カイツブリの親子
ピヨピヨ鳴きながら親について泳ぐ
2024年7月撮影
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